うつパパ育児

うつパパ育児

うつ病のパパが綴る子育て生活

うつ病改善のヒント⑦「限界を把握する」

 

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うつ病患者に『頑張れ』と言ってはいけない。何故ならもう十分頑張っているから」

これがセオリーとして知られている。もちろんそれは正しいし、僕も知人がうつ病になったらそんなこと言わない。

しかし、現役うつ病患者の僕からほんの少しの頑張りについて敢えて述べたい。

 

いつか復職や何かしらやらなくてはいけないときが来るかもしれない。

そのためには普段から自分の限界を把握することが必要で、少しだけ頑張りがいる。無理のない範囲で普段から少し頑張り色々やることで、自分のできることできないことが判別できるようになるからだ。結果できなくても良い、できないということが分かったのだから。うつ病患者の一寸先は闇、いっぱい頑張ると転落する恐れがある。ひたすら安静にして自分のできることできないことを把握せずに復職なんて、例えるなら酸素ボンベの残量を知らずに深海へ潜るようなものだ。何かを成すためではなく自分を把握するための、日頃の少しの頑張りだ。

周囲の人はうつ病患者の症状がよく分からないので(分かろうとしてくれても)、今の自分には難しいことを提案してきたりする。出来ると思ってやったら出来なくて、落ち込む。だから、その前に自分からできそうなことを見つけ自分から提案しよう。

貢献しようとしていることが伝わり、快くサポートも引き受けてくれたりする。

「△△はまだ難しいと思うのですが、〇〇ならできかもしれません。ただうつ病で注意力が落ちていてミスがあるかもしれません。念の為にこまめにダブルチェックしていただけますか?」

こんな感じだ。

自分の限界を把握しよう。そのために日頃のほんの少しの頑張りを試みよう。

 

うつ病改善のヒント⑥「判断力を取り戻す」

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ご飯はハンバーグに決めた!

 

うつ病になったら大事な決断をしていけない、正常な判断力が欠如しているから」

これがうつ病になったときのセオリーとして広く知られている。急性期どん底のころはその通り、退職や離婚などは避け大事な決断はできるだけ先延ばしにした方が良い。どうなるか分からないからどうしたら良いのか分からない、自分では何も決められないし決める自信もない。何もしたくない、というか横になってるだけで焦燥感に駆られる、そんな状態なのである。

しかし、うつ病の症状が少しだけ落ち着き始めたら、段階に合わせて徐々に判断力を取り戻す練習をした方が良い。

 

最初はほんの小さなこと、例えば「ご飯何が食べたいか」といったことでいい。ふざけているわけではない、そんなことすら決められなくなっているのが急性期のうつ病患者だ。まずは考えて決める感覚を取り戻すことから始めよう。そこから少しずつ自分で考えて決めることを広げる。買い物なんかは調度良い。体が動けばスーパーでもいいし、体が動かなければネットでもいい、選んで決める練習をしよう。

 

1つ選ぶためにはそれに関することをいくつか調べる必要があるものだ。例えば最近僕はドライバーを買った。眼鏡のネジを締めるための先の小さな精密ドライバーが欲しかったからだ。有名なメーカー、ドライバーにサイズがあること、プラスマイナス以外に先端の種類があること、グリップにも種類があること、実際の眼鏡のネジのサイズ、小さいネジだからネジが先端にくっついたら便利→磁石の有無、など。検討した末に1本だけ買った、金額は大したことはない、200〜300円程度の買い物だ。でも1本のドライバーを選んで僕はとても満足した。

何が言いたいかというと、自分が本当に必要とするドライバー1本ですらきちんと選ぼうとすればこれだけ調べることがあるというのに、ろくな調べもせず(できない状態で)退職や離婚やあげく生死について検討しているのだから急性期のうつ病患者は文字通り正気の沙汰ではない(それは当然。うつ病の症状としてあらゆる負の「認知の歪み」が襲っているのだから)ということだ。そういう状態にあることを自覚して、幸運にも大事な決断が先延ばしにできたなら、その間に選んで決めるということを少しずつ練習してほしい。

「ご飯のメニュー」から決め始め、時間はかかるかもしれないがドミノのように徐々に大きなことへ、その末に職・婚姻・生死などをきちんと検討できる判断力が戻ってくる。

 

過去記事でも書いたが、選んで決めることは自己肯定感につながり、うつ病患者に限らず健康・人間関係に次いで幸福感につながる大事な要素でもあることが知られている。うつ病改善につながると僕は思っている。

(注※ 大事な決断が先延ばしできない状況なら医者や信頼できる第三者に相談してください。買い物は一例です、買い物依存にはならないよう気をつけて下さい。)

父親の担う役割とは②

 

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初めての友達、それが父親

父親がまずやるべき事は妻を労ることだと過去に述べた。

では、次にやるべきことは何だろうか。

それは「息子と遊ぶこと」である。そしてその時間が長ければ長いほど息子の人生において良い影響を及ぼす。

 

長年、母親と子どもに関して研究されてきたが、父親の及ぼす影響はあまり研究されていなかった。しかし近年は父親と子どもの関係に関して研究が進み、父親の及ぼす影響が実は非常に大きなものであることが分かっている。

その中で最も大事なのは父親との関係は息子の「人間関係の確立能力」、言い換えれば「コミュニケーション能力」の発達に大きな影響があるということだ。

母親と息子は妊娠10ヶ月もの間を文字通り一体となって過ごし、出産後すでにその関係は深いものとなっている。一方、父親と息子は生まれてからゼロから関係を確立していかなくてはならない。息子にとって父親とは初めての他者であり、微妙な距離感の父親と関係を築いていくことがその後の人生において人間関係を作る上で大きな影響を及ぼすのだ。母親では距離が近すぎるのである。 

母親には分からない息子のツボも父親なら分かる、昔は自分も男の子だったのだから。また全体的な傾向としても父親の方が息子に色々と「やらせてみよう」とするようで、息子の好奇心を満たす。友達のように遊ぶのだ。

 

父親が母親になろうとしてはいけない。

夫と妻が揃っている場合、それぞれの役割は違うのである。

時間や体力が限られている場合、まず家事を少し手伝うぐらいなら妻とのコミュニケーションを深く行う方が良い(共働きなら分担して当然だが)、その方が妻の満足度も高い(という研究結果がある)し、夫婦の良好な関係の中で息子は安心を得ることができるだろう。そしてその次はやはり家事ではなく、育児書や研究が示唆する息子の今後の人生への大きな影響を鑑みれば父親は息子と少しでも長く遊ぶべきなのだ。

というか家事はなるべく夫も妻もやらなくて済むように家電や冷食を導入した方が良い。

 

最後に、上記の父親の影響はそういう相関があるということで、父親がいなくても良好な人間関係が築けるようになる人は沢山いるし、必ずしも生物学的な父親でなく社会的な父親でもいい。

全体を通してひとつ伝えたいのは息子のコミュ力に関して必ずしも父親が社交的でなくとも良い、ということだ。 息子とちゃんと遊びさえすれば。

イタズラやドキドキを与え、好奇心、冒険心を育もう。

(※父親が娘に与える影響ももちろんあるが、あまり調べていません。)

 

父親に関して多数育児書を読んだが最もおすすめなのは最近出版されたこれ。

父親の科学―見直される男親の子育て

父親の科学―見直される男親の子育て

  • 作者: ポールレイバーン,東竜ノ介
  • 出版社/メーカー: 白揚社
  • 発売日: 2019/06/17
  • メディア: 単行本
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僕の妻②

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僕の妻はゲームが好き。

最近は中古のWiiを買って楽しんでいる。

中古のWiiは今とても安くて、2300円くらいで本体が買えてしまうのだ。しかし実際に選ぶとなるとなかなか難しい。状態が「非常に良い」となっていても、当たりはずれがある。届いてみると案外傷がついていたりするものだ。数多の出品者から信用できそうな出品者を選び出す。現物の写真付きで出品していたりすると丁寧で好印象が持てる。電話番号が携帯電話、店の住所がアパートの○○号室になってたりするところは除外。出品者の評価レビューにサクラが混じってないか吟味。

そんな出品者の検証作業の末、2300円の「非常に良い」中古のWiiを購入した。

実際に届いた現物はまさに真の「非常に良い」Wiiで、妻は非常に喜んだ。

最近は息子もぐっすり寝るようになったので、寝かしつけたあと時折Wiiバイオハザードをやっている。

妻はホラー全般怖いものが苦手なのだが、なぜだかゾンビは良いらしい。むしろゾンビは好きらしい。

「住んでいるところがゾンビパニックになったらどう行動するか」に関して、日頃からよく対応策を考えている。

妻のおかげで我が家はいつゾンビが襲来しても生き抜けるようになっている。

妻に感謝しなくてはいけない。

うつ病改善のヒント⑤「肚(はら)に据える」

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「改善の余地」しか見えない視界

うつ病が多少良くなったとしても、ズルズルと遷延したら不安になるでしょう。

「もう治らないかもしれない」と。

その時に浮かぶ考えは以下の通り。

「薬が効きますように」「こんなに安静にしているのに」「良くなる兆しはないか」「明日目が覚めたら元のようにすっきりと治っていやしないか」「まだかまだか」・・・

少しでも良くなる兆しを待つことでしょう。

まだ自分には改善の余地があると信じてひたすらに。

 

しかし、そんな時最も大事なのは「もうこれ以上の改善はないかもしれないが、それでも何とかやっていこう」と肚を据えることだ。肚に据え、前を向いたときに初めて道が拓ける。

実際にはまだ「改善の余地」があるかもしれないし、ないかもしれない。それは誰にも分からない。しかしあるかどうかも分からない「改善の余地」にすがりついている間、決して前を向くことはできない。薬を飲みながら静養し、ひたすらに病状が良くなることだけを望む日々。上を見上げ手を伸ばす、一見前向きだが違う。それは「上向き」であって前向きではないのである。上を向いてる間は手を伸ばした体勢のまま硬直し、周りなんか見えるはずはない。飛んでくるかもしれないボールを待って、それ以外は目に入らないし考えられない。希望がうつ病患者を身動きの取れない状況に追い込むはめになるのだ。

そこで肚を据える。

改善の余地に見切りをつけ、うつ病と折り合いをつけ何とかやっていこうと思ったとき、初めて自分や周囲の人と向き合うことができ、人生の選択肢をきちんと選ぶことができ、ともすれば見切ったことが病状を改善させることにも繋がり得るというなんとも皮肉な話である。

 

子どもが飛行機好きならフライトトラッカー。

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息子は飛行機が好き。

よくベランダで一緒に飛行機を探している。

息子はとても視力が良くて、遠くの小〜さな飛行機も見逃さず僕に指差して教えてくれる。

飛行機を見せてやりたいな、と時々フライトトラッカーを覗いている。

www.flightradar24.com

これは世界中の飛行機の現在位置をリアルタイム地図に表示してくれるサイトだ。

ウチの近くには飛行場がないが、これを見ればベランダから飛行機が見えるタイミングが分かるという寸法だ。

しかし、飛行機はたまに見かけるから嬉しいのかもしれない。

飛行機が飛んでないかなー、と一緒に空を眺める時間も悪くない。

シャボン玉遊びに電動バブルガンはイマイチ

妻が100均で電動バブルガンを買ってきた。

銃のような本体にシャボン液の入った筒を取り付け、トリガーを引くと押してる間次々とシャボン玉が先端から飛び出てくる。

最近のシャボン玉はこんなことになってるのか!と驚愕した。

しかし息子と楽しんでいたら、数日後に壊れた。

まあ100均だからこんなものかと思い、もう少し値の張る電動バブルガンを探し始めた。

まずこれを買った。 

しかし、これはボタンを押している間、微妙なBGMが流れる。すごく奇妙なメロディ。これでは遊ぶ気がしない。

次にこれを買った。


 

しかしこれも数日で壊れた。

どうやら液が本体に侵入し、壊れたようであった。

 

もう電動バブルガンを諦め、これを買った。 

これが凄い、吹いてる間シャボン玉が次々と飛び出してくるじゃないか。

一吹きで10〜20個くらい出てくる。

最近は普通の吹き棒も進化しているらしい。

めちゃ安い。

 

電動バブルガンはすぐ壊れるからイマイチ、やはり普通の吹き棒が良い、という話。 

うつパパと息子②

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毎日成長し続ける息子を見守ることは素晴らしい。

感情豊かに、元気に動き回り、泣き笑う息子はうつ病とは対極の存在だ。

うつ病の僕の心を震わせ、刺激を与え、修復してくれる。

仕事以外部屋に閉じこもる僕を外へ出かける気分にさせてくれるのは唯一息子だけ。 

 

息子はいつだって僕に遊んでほしい。

しかしながら、僕の体調には波があるし、全く動けないときがある。

フルタイムで働いていたときには疲れ果て、泣き続ける息子の傍で屍のように横たわっていたときもある。ママを求めて泣くときにあやすこともできず、涙することもあった。散歩に行きたいという息子に、疲れていて行けないごめんね、と言うこともしばしば。

最も愛しい存在であると同時に、自分の不甲斐なさを突きつけられる存在、それが息子である。

これまで育児によって僕のうつ病が良い方向へ向かっていることの記事を書いたが、当然ながら育児により苦しむこともある。正と負の影響の結果、僕の場合は良い方向へ向かっていったということであって、必ずしも息子がまるでドッグセラピーのように暖かく快方へ導いてくれるのでは決してない。下手を打てばうつ病どん底へ転落する可能性だってある。

 

もし自分がうつ病にならなかったならもっと良い育児ができたかもしれないと思うときがある。家に帰って体を使った遊びをしたり、休日には外へ連れ出し、キャンプをしたり、、、。そんな可能性もあったかもしれない。

でもそんなことないよと言わんばかりに抱きついてくる息子を見ると、どうでもいいことだ。

僕がどれだけ今の自分を貶めようとも、今の僕を好きな息子がいるのだから。

うつパパと息子①

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愛しい息子

2歳の僕の息子は活発で、踊るのが上手。音楽がなれば驚くようなステップでリズムを取る。

足が速くて、ジャングルジムをひょいひょい登り、跳び、鉄棒で懸垂する。

いたずら好きで、よく物を投げる。肩が強くて凄いスピードで飛んでくる。最近はコントロールも良くなってきたからちょくちょく被弾する。物を投げないように注意をするが、その時はうなずいているものの、しばらくするとまた物を投げる。ほとほと頭を悩ませている。注意よりも無視をすればよかったのかもしれない。

また、「ちっち詐欺」というものがある。ちっち(トイレ)と言って自分で開けられないドアを僕に開けさせ、そのままトイレを通り過ぎ玄関もしくは浴室へ至るという技だ。たまに本当にちっちのときがあるから実に巧妙だ、開けざるを得ない。

甘えん坊でよく抱きついてくる。

優しくて、疲れて寝ているときはそっとといといしてくれる。夫婦喧嘩をした時なんかはおどけて親を笑わそうとしたり、僕の手を取って妻の所へ連れて行こうとする。お互いにごめんなさいをする機会を作ってくれる。二歳にして男らしいところがある。

いてくれて本当に良かった。

僕のうつ病を改善させる切掛となったのは間違いなく息子である。

しかし僕を最も凹ませるのも息子である。

続く

 

うつ病どん底だったあの頃の育児⑦【感想編】

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今も大変だけど、あの頃はヤバかったね。

僕と妻が当時を振り返って今思うのは以下の通り。

・出産前に衣類乾燥機・食洗機・冷凍庫を買っておけばよかった。

・出産前に歩き回る我が子を想定した危険のない部屋づくりをしていればよかった。

・出産前に寝かしつけの方法だけはもっとしっかり予習しておけばよかった。寝かしつけは死活問題。

・転職時に最初からパートタイムにできないか交渉すればよかった。

・早期から一時保育をもっと活用すればよかった。

・早期から冷凍食品やcoopの宅配を導入すればよかった。

・転職引っ越しに伴い知り合いのいない土地に来た妻のために、児童館や支援所、他には妻の興味のある分野で何らかの地域コミュニティーを検索しておけばよかった。

・生活費を稼いでいるから少し育児を免除してくれもいいだろう、という意識があった。これは大きな勘違いで、妻が専業主婦であっても仕事に相当するものは家事であって、育児は夫婦の共同作業なのである、という意識をもっと早く持っていればよかった。

・TVの早期撤去。こどもが一人遊びしているときでもテレビに結びつくもの(歌や電車、車、好きな動物など)があれば、TVをせがむようになる。結果、子守させようとしたテレビが逆に親の負担を増やすハメになっていた。また教育番組であっても暴力性を助長させる原因となり得る。

 

 

以上です。

当時は夫婦の修羅場が何度もあった、、、。

誰かの助けになれば幸いです。

育児のための第3の家電、「冷凍庫」!

冷凍食品は心強い友だ。

宅食では物足りない、弁当だとバラエティに乏しい。

しかし最近の冷凍食品は種類も豊富で美味しい!何よりストックしておけば必要なときに食べることができる。

ただ冷蔵庫に付いてる冷凍庫では少ししかストックできない。

そこで提案したいのが冷凍庫のみの追加。

僕はこれを買い足しました。

206Lという大容量!

山ほど冷凍食品をストックできる。

定番の唐揚げやナゲット、ハンバーグ、炒飯、coopの副菜数種類が盛り込まれたおかず弁当、などなど。色んなものを大量に保存しておけば手間いらずで楽しい食事ができる。

ただ冷凍の方法によって年間電気代がピンキリなので、価格コムを参考にするといい。僕は霜取りが必要だが電気代の安い直冷式のアレジアを選んだ。大容量でありながら年間5000円と少しだ。

育児中の食生活に革命をもたらしてくれる筈だ!

疲れたとき、一歩も歩かない子どもとの遊び方

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動かざること山の如し

こどもはなんて元気なのだろうか。

まるで無尽蔵のパワーを持っているかのようだ。

対してこちらは慢性疲労うつ病患者、あまりにも分が悪い。

しかし、僕にも親としての矜持がある。

遊ぶ気満々の息子を満足させなくてはならない。

でも動きたくない!

そんな日々で培った技術を皆に伝えたい。

今回は題して、

「一歩も歩かない子どもとの遊び方」

そのノウハウを余すところなく伝えようじゃないか。

 

1.リアクションを磨く


まずは基本から。リアクションは大きければ大きいほど良い。喜ぶときも驚いくときもとにかく大きく、舞台俳優のように感情を込めて全身で表現しよう。反応が良ければ面白がって何度も繰り返すようになるため時間を稼げる。ただし何度もリアクションをとることになるため、最小限の動きで最大の効果を狙う。具体的には顔芸と手先を工夫しよう。


2.いないいないばあ

 

いないいないばあ、は奥が深い。顔を手で覆って開くのが基本。そこから発展させて、おもちゃから、ふすまから、ドアから、被った布団から、あらゆるところから飛び出そう。

 

3.逆いないないばあ

 

こどもがある程度育つと、自分がしたことに対する他者の反応を楽しむようになり、こどもがいないないばあをするようになる。そうするとしめたものである。大きくリアクションしよう。次に探すフリをしてみよう。「〇〇、どこー?」とキョロキョロ探すフリをすれば、こどもは慌てて隠れ、驚かそうとしてくる。こどもは繰り返し繰り返しきゃっきゃっと楽しむのだ。楽チンである。


4.視線誘導

 

さらに発展させるともはや探すフリすら必要なくなる。例えばふすまの右側をじーっと見ていると、こどもがふすまの左側からばあっと出てくる。目を見開いて驚こう。


5.秘密基地

 

これは布団や毛布・シーツなどを使う。布団を頭の上に持ってきて、かまくらのように入り口を作ってあげよう。こどもが興奮して中に入ってくる。そこは僕と息子の秘密基地だ。あなたが隊長でこどもが隊員だ。それだけでも十分楽しいのだが、さらに発展させて「〇〇、外に危ないものがないか覗いてくれない?」などと探検ごっこに興じよう。ただ長いことやっていると布団を支える腕が疲れる。


6.まねっこ

 

こどもの動きを真似するのである。鏡のように表情までトレースしよう。こどもも比較的小さな頃から自分の動きを真似しているのが分かるので、嬉々として親を操りだす。本当に操られているのは自分とも知らずに、ふふふ。

 

7.手遊び

 

手遊び歌というものがある。結んで開いて〜♪、といった歌だ。簡単なものから始めよう。あたまかたひざポン、や、きらきら星などだな。手遊び歌が流れる本を買えば、歌う必要もないぞ。

 

8.羽落とし

 

布団や枕から出てくる羽や綿、これは取っておこう。高いところから落とすと、こどもが目で追えるくらいの速さでふわふわと落ちていく。こどもは頑張って掴もうとするはずだ。上手に捕まえられたら褒めて、またヤレと促してくるぞ。


9.ハンドパペット

 

手にすっぽりとはめる人形は非常に頼れる仲間だ。パペットマペットという芸人がやっていたアレである。できれば腕や口を動かせるものが良い。親が遊ぶのにマンネリ化してきたら、友達であるパペットの出番だ。全く同じ遊びをやっても反応が違うのだ。うちではペンギンのハンドパペットを主力に、ベンチには犬のぬいぐるみやプルトーイのムカデ、動物フィギュアたちが控えている。


10.お父さん登り


両腕を広げ、こどもが登りやすいように肘の角度を調整しながら登らせよう。最終的には肩車の状態になる。

 

まとめ

以上、育児に疲れているときは動きたくない、でもグズられて泣かれるとさらに辛いですよね。僕がやっている疲れない遊び方を列挙しました。どれかツボにハマってくれれば嬉しい。遊んでいれば我が子が喜ぶ親子の定番のやり取り・お約束が出来てくるはずです。我が子のお気に入りの遊びのツボを探しましょう。

 

歩かなくて済む遊びとしては、積み木、ブロック、絵本、シャボン玉などおもちゃがあるが、それらはやっていると思うので割愛する。

 

うつ病どん底だったあの頃の育児⑥【幼児編】

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育児・育自・意気地・生路:「いくじ」

休職して6ヶ月、気づけば息子も歩き回るようになっていた。

休職の間に体調を整えるとともに、育児の負担を減らすための工夫を凝らし、この頃にはこどもも一時保育に通わせたりするようになったこともあり妻の負担も減っていた。

家庭環境を整え、僕は仕事に復帰した。上司と相談して半日勤務をすることになった。

以来1年間、調子の波はあるものの僕は休むことなく毎日働けている。半日でも疲れはするが、以前のように翌日に持ち越すことはない。半日なら集中力や頭の働きも鈍ることなく働ける。仕事の量は昔ほど捌けなくても良い、ひとつひとつ丁寧にやっていくことが大事なのだと思う。そうすると、周囲から徐々に信頼され、役に立っているという自負が自信となる。そして少しずつ積み重ねた自信は自己を肯定し、うつ病を改善させていく。もちろん収入は減ったが、毎日働けて安定した収入がある方がずっと良い。

うつ病に啓発本なんか何の役にも立たなかったが、育児書は良かった。人生で大切なことがいっぱい書いてある。我が子のことを考える時、何が人生に大事なのか振り返る良い機会になる。こどもがいなくてもうつ病の人は試しに読んでみてほしい。無理せず、こどもを育てるように長い目で自分も育ててほしい。

 

僕を導いてくれたのは、他ならぬ息子であった。

いたずら好きで、やんちゃで、活発で、音楽がなれば踊りだし、よく笑いよく泣いている。あの日と変わらぬ信頼を僕に寄せながら。

散歩に行けば僕の気づかない虫や雲や木や空を飛んでいる飛行機を指差して教えてくれる。

そして人生捨てたもんじゃないと、毎日教えてくれるのだ。

うつ病どん底だったあの頃の育児⑤【乳児後編】

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変わらぬ信頼を寄せてくれた君

仕事でミス乱発。早退することもあった。朝目覚めると体が重く、突発的に有休を取るようにもなっていた。その有休ももう無くなりかけていた。上司とともに通院している病院へ行き、休職することになった。

前職から数えて通算3度目の休職。

期限はあるが休職中も給料は出してくれるとのことで、それはありがたかった。経済的な不安はうつ病患者を悩ませる最大の心配事だから。

ベッドに寝て、僕は天井を見ていた。

体が動かない。常に緊張しているせいか背中も痛い。焦燥感に駆られ、自己嫌悪に陥る。いつ良くなるかは分からない、良くなる保証もない。

僕はうつ病という鎖に繋がれて、家から一歩も外へ出ることができなくなった。

 

ただ、前職の2回の休職と違うことがある。赤ん坊だ。

ベッドから這い出し毎日我が子を抱く。今日も可愛い。僕はひと安心する。それは僕の中に感情が残っていることを示すモニターであった。

僕の状況などお構いなしに、息子は笑い、遊び、泣き、眠り、僕の顔を触り、横になっていれば体をよじ登り、そして信頼を寄せてくる。僕がうつ病であることなど、この子にとってはどうでも良いことなのだ。そこには当然ながら共感も慰めも励ましもないが、居心地がよかった。

休職にはなったが、その間我が子の成長を見守ることができたことは本当に良かった。初めてつかまり立ちをしたときには妻とともに喜んだし、僕の方へよちよち歩いてくる様子も可愛かった。息子をあやそうとアレやコレやと試したり、おもちゃを買おうと選んだり、育児のために本を読んだり部屋を改造したり、今考えれば自然と頭のリハビリになっていたのではないかと思う。息子が笑い、僕も笑う。妻も笑っている。

うつ病による虚しさ、心にぽっかり空いた穴を我が子が少しずつ埋めてくれた。

6ヶ月が経ち、僕の体調は少しずつ良くなっていた。

続く

うつ病どん底だったあの頃の育児④【乳児中編】

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突破口

当時最も悩ませていたのは我が子の夜泣きであった。

寝かしつけに関するいくつもの育児書を読んだが、全然効果はなかった。

「いつか夜泣きはなくなるだろう」と呪文のように唱えながら、また夜泣きが続く日々。

ファミリーサポートや一時保育は一時凌ぎにはなるが、根本的な解決にはならない。妻も生真面目なところがあるから自分も十分に疲弊しているはずなのに、それらを多用することに当時は否定的であった。

そんな時に目についたのが雑誌で1ページだけ割いてあった「cry it out」に関する記事である。

これは過去にも書いた。

utsupapaikuji.hatenablog.com

これが驚くほど効果があった。1週間もかからず、我が子はすやすやと朝まで寝るようになった(起きても泣かずに一人で再び寝付く)。そして妻と僕に余裕が生まれた。

 

ここから僕ら夫婦は学んだ。問題点を洗い出し、情報を集め、行動すれば、劇的に生活を改善させることがある、ということを。そしてその分子どもを可愛がることができ、良い育児に直結することを。

しかし、少し遅かったかもしれない。僕のうつ病はこの数ヶ月の間に悪化していた。恐れていた休職となるほどに。

続く