間違いなく今年読んだ中で一番の育児書であった。
実際に双子の母親である著者が「どうにか家事を回すための様々な工夫」と「かたづけを通してこどもの成長を促す」という2つのテーマを実例を挙げて具体的に記してある。
素晴らしいのは家具やおもちゃ、衣類の置き場などに関してこどもを交えて相談して決めているということだ。「考えること」「話し合うこと」「決めること」、著者のこどもたちは大事なこれらを自然に身に着けていくことだろう。
また、著者がこどもを一人の人間として尊重していることも伝わってくる。
素晴らしかった。我が家もこのようにありたいものだ。