うつパパ育児

うつパパ育児

うつ病のパパが綴る子育て生活

「まるでワルイ男にひっかかったよう。」@うつ育児日記

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これは息子の育児を端的に表した妻の名言である。

うちの息子はとにかくやんちゃでイタズラ好きで、妻はほとほと困っている。

息子は妻によくおっぱいをねだっているし、乳首を捻られたりすると痛い。気を引くためにたまに叩いてきたりもする。

妻は3人姉妹で穏やかに育ったので、痛いのは嫌だし悲しんでいる。

でも息子にはヤサシイところもあって、今日はママにハッピーバースデーを歌ってくれた(誕生日ではない)。両手を差し出して「ハッピバースデー、ママ〜」とする様に妻は感無量で涙ぐみ喜んだ(誕生日でもないのに)。

妻は「またイタズラして!」「痛い、きらい!」と「大好き!」の間を行ったり来たりしている。

ある日妻がポツリと「まるでワルイ男にひっかかったようだ。」。

なんて的確な表現なんだろうと僕は感心した。

「寝かしつけ」@うつ育児日記

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歯磨きをしてご褒美のキシリトールタブレットを食べ2冊選ばせた絵本を読み聞かせたら、寝かしつけの始まりだ。

時刻は8時前、我が家は2歳の息子をはさんで川の字になって眠る。

電気を消すと息子が早くも眠くなってきた。

眠いけど眠りたくないのだろう、「パパー、ママー」と連呼するので返事する。

妻の方にゴロゴロ転がってギュッと抱きしめられ、次は僕の方へ転がってギュッ。

「テテ(手)」と言って手を求めてきたり。

少しインターバルがあって次第に歌い出したり。「トゥー↓トゥー↓トゥー↑」

いよいよ眠たくなって最後の抵抗だ、叫ぶ。「パアー!バアー!」

独自の言語をしゃべったりも。「パペぷちぃー、アドゥ」 

あと今日は気づいたら裸になっていた。

パジャマを着せ直した。

たまに僕の腕を噛みつき出す。腕をどうにか噛まれないように捻り伸ばし。

しばらくしたら大きくあくびをして寝た。

寝たらソーッと忍び足で隣の部屋へ移動する(僕のイビキが息子を起こしてしまうので寝かしつけだけ一緒にやって別に寝ている)。

途中歌い出したあたりで笑うのを必死でこらえて頑張った。

あまりに面白いので最近レコーダーで録音した。

こんな寝かしつけも今だけの記念だ。

寝かしつけは面白い。

うつ病改善のヒント⑦「限界を把握する」

 

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うつ病患者に『頑張れ』と言ってはいけない。何故ならもう十分頑張っているから」

これがセオリーとして知られている。もちろんそれは正しいし、僕も知人がうつ病になったらそんなこと言わない。

しかし、現役うつ病患者の僕からほんの少しの頑張りについて敢えて述べたい。

 

いつか復職や何かしらやらなくてはいけないときが来るかもしれない。

そのためには普段から自分の限界を把握することが必要で、少しだけ頑張りがいる。無理のない範囲で普段から少し頑張り色々やることで、自分のできることできないことが判別できるようになるからだ。結果できなくても良い、できないということが分かったのだから。うつ病患者の一寸先は闇、いっぱい頑張ると転落する恐れがある。ひたすら安静にして自分のできることできないことを把握せずに復職なんて、例えるなら酸素ボンベの残量を知らずに深海へ潜るようなものだ。何かを成すためではなく自分を把握するための、日頃の少しの頑張りだ。

周囲の人はうつ病患者の症状がよく分からないので(分かろうとしてくれても)、今の自分には難しいことを提案してきたりする。出来ると思ってやったら出来なくて、落ち込む。だから、その前に自分からできそうなことを見つけ自分から提案しよう。

貢献しようとしていることが伝わり、快くサポートも引き受けてくれたりする。

「△△はまだ難しいと思うのですが、〇〇ならできかもしれません。ただうつ病で注意力が落ちていてミスがあるかもしれません。念の為にこまめにダブルチェックしていただけますか?」

こんな感じだ。

自分の限界を把握しよう。そのために日頃のほんの少しの頑張りを試みよう。