うつパパ育児

うつパパ育児

うつ病のパパが綴る子育て生活

「僕もいつか家を出て働くんだよ」

妻はこどもに色々教える時に、「君がいつか大人になって家を出る時がくる。その時に困らないように厳しく教えている」と息子に言っていた。 ある日息子が 「いつか僕は家を出て働いて結婚するんだよね」 と言ったら、妻は寂しくて泣いた。 その後、「小学生…

夜寝る前のお父さんの言葉を信じてはいけないよ

夜、睡眠薬を飲んで1時間経ったくらいから僕は夢遊病のように行動する。 妻の話を聞くと、ものにぶつかることもなく歩き、特に眠そうな様子もなく、いつもどおり普通に受け答えをしているらしい。「うん、わかった」「それでいこう」などと言っているが、翌…

「おとうさん、うつびょうってなに?」

唐突にきた。 自分でも驚くほど不思議なことに、これに対する返答を準備していなかった。 我が家ではうつ病という言葉はこどもにはなるべく聞かせないようにしていた。小さなこどもでは理解するのも難しいだろうし、よく分からないまま使って欲しくない言葉…

小さな僕には小さな島が居心地がいい

僕はうつ病になって小さな人間になった。 大きな夢を語ることはなくなって、いつも今の自分で実現可能かどうかを吟味している。 遠い未来を見ることはなくなって、今日一日を何とか生き抜いている。気にするのは明日の予定ぐらいだ。 人間関係は家族と職場だ…

島暮らしがうつ病に与える影響

幸い妻も息子も元気で、島に馴染んでいる。 優しく見守ってくれた妻には感謝しかない。 Q_島にいったらうつ病が改善するような淡い期待はどうだったか? A_体調は良くなった。島の環境の影響も良かったと思う。 島に移住したからすぐに病状がよくなるとい…

島への移住の理由

最初は机に座っているだけで精一杯だった仕事、目標は休まず早退しないことだった。それでもキツくて、帰れば体が動かなかった。 幸い同僚や上司に恵まれて、勤務した1日1日が積み重なって自信になって、少しずつ少しずつ仕事ができるようになった。 本当…

うつパパ育児再開 〜島への移住〜

過去の記事を見て、よくもまあこんなに書いたものだと感心する。 今見るとさほど面白い記事ではないなと自分でも苦笑いしながら、毎日頑張って書いていたことが伝わってきて懐かしい。 だいたい最後の記事がVRってなんだ(笑)。完全に何か書くために書いて…

うつ病改善のヒント⑨「VR(バーチャル・リアリティ)の世界『Oculus quest』」

新世界 うつ病になってもう4年目、、、。 感情に乏しくなった僕の心を動かすのは唯一我が子だけであった。 しかし最近初めて我が子以外で感動した。それはVR(バーチャル・リアリティ)の世界である。頭に装着して目の前に機械をつけて遊ぶアレだ。 ゲーム…

うつ病患者が資格試験に挑む③終

地獄の日々 結論から言うと合格した。 しかしその代償は大きかった、、、。 勉強時間は今まで休憩していた時間を使ったり妻に協力してもらって2時間捻出してもらったり。意欲もないから頭にも入ってこない。 試験前には不安が強くて精神科で久しぶりに抗不…

うつ病患者が資格試験に挑む②

向上心のかけらもない僕 うつ病になってから向上心がほぼ消えた。そんな僕にとって資格試験は苦行である。 仕事に役立つことなら、まあ少し頑張れる。向上心はなくとも責任感があるから。 しかしあんまり仕事に直接役立ちそうもない知識は全く覚えられる気が…

うつ病患者が資格試験に挑む①

ああ、憂鬱 昼に仕事から帰ってきて、ひと休み。午後2時間、夜こどもを寝かしつけた後に2時間、試験勉強に当てている。 しかし全く頭に入らない! 同じページを何度もウロウロするばかり、、、。 プレッシャーもなかなかのものだ。 職場では比較的暇な時間…

おかたづけ育

間違いなく今年読んだ中で一番の育児書であった。 おかたづけ育、はじめました。~OURHOME 子どもと一緒にたのしく~ 作者: Emi 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2015/02/22 メディア: 単行本(ソフトカバー) 実際に双子の母親である著者が「どうにか家事…

こどもにテレビを近くで見せたくないときの方法

こどもが2歳を迎えたら徐々にテレビを見せてもいい。 でもこどもはテレビのすぐ近くまで行くし、画面をバシバシ叩いたりもする。 そこでテレビに近づかないよう柵を検討したりするわけだが、値段が高い! 家にあるものでどうにかできないかなと考えて、こち…

撥水じゃない大きな幼児スタイが良い

食事時のスタイ(よだれかけ)。 息子も2歳になり今まで使っていたスタイでは長さが足りず、大きなものを探すことにした。 しかしこのスタイ、探してみると撥水性のあるものばかり。 撥水性のあるスタイはこぼれた食べ物を弾いてくれるが、結局スタイを伝っ…

こどもの料理を適温まで冷ます「携帯扇風機」

うちの息子は料理の温度に厳しい。 離乳食を食べさせ初めるような時期は熱いという意思表示も上手くできないから、もちろんやけどしないよう口でフウフウ吹いて冷まして出していた。だが僕としては人肌くらいの温度でも、息子にとっては熱かったようだ。息子…

2歳児のプライド@うつ育児日記

最初に息子の自尊心を垣間見たのはいつ頃だったか。 1歳過ぎくらいだったろうか、ボーネルンドの動物型はめパズルをやっていたときだ。それまでも動物たちを型に入れたりはできていたが、どこにはめるか迷ったり上手く入らなかったりすると、入れてくれと手…

うつパパの一日のスケジュール

07:00起床、背中が猛烈痛いので湿布を貼りストレッチ、睡眠薬でボーっとしている 08:15出勤 12:45帰宅、昼食 14:00うたた寝のち、ごろ寝 16:30子どもが保育園から帰ってくる 17:00夕食 18:00家族風呂 19:30川の字になって寝かしつけ 20:30睡眠薬内服し、映画…

頭のブレーカーが落ちる@うつ育児日記

最近Wi-Fiのつながりが悪くなっていたから、無線ルーターを新調することにした。 それは簡単な作業のはずだった。LANケーブルを付け替え、簡単なセットアップをし、パソコンからWi-Fiのパスワードを入れる。 、、、つながらない。 あれやこれや設定をいじく…

僕の妻④:妻絶賛の巻爪を治す方法

妻は巻爪が痛い痛いと嘆いていた。 靴はとにかく履けるもの、デザインは二の次。 可愛そうだった。 ネットで病院を検索すればお金や通院の必要な方法ばかり。 そんな時にこの方法を知った。 ①ネイルドリルで穴をあけて ウェーブ HG ワンタッチピンバイス専用…

家計の管理:振替振込、お金の流れをオートメーション化しよう

結婚して子供が生まれると口座が増える。 個人用、生活費用や貯蓄用、子供の学費貯金用などの口座だ。 毎月毎月1つずついちいち振り込むとなると面倒くさい。 それでお金の振替をオートメーション化しよう。 我が家は住信SBIネット銀行を中心として各口座へ…

レゴ デュプロ

レゴにはブロックのサイズなどによっていくつかシリーズがあって、低年齢向けに作られているのがデュプロである。通常のブロックより大きめのサイズで誤飲の可能性も低そうだ。 まずはスターターセットを買うと思うが、おすすめしたいのはデュプロ追加パーツ…

Amazon prime会員ならアレクサでおかあさんといっしょの曲が無料で山程聞ける

こどもが過ごす居間にはテレビをおいていない。 それは教育に悪いというよりも、テレビを点けろ見せろと泣きわめくからである。テレビがこどもの相手をしてくれると思いきやかえって手間がかかるからだ。 しかしウチの子は踊りが大好きなので、そこは尊重し…

こどもの写真を文庫本にしよう!「しまうまプリント」

今や写真はデータで保存するもので、よっぽど気に入った写真を現像するぐらいだろう。 だから昔のように写真を現像してアルバムで保存している人は少ない。 しかし、ふと懐かしみ写真を見るにはデータはあまりにも数が膨大すぎる。 そこでぼくはフォトブック…

うつ病改善のヒント⑧「それでも残ったもの」

夜明け、、 これでうつ病改善のヒントは最後になります。 うつ病になってからたくさんのものが手のひらからこぼれ落ちたことと思いますが、今それでも掌の中に残っているものを大事にしてください。

僕の妻③

僕の妻はゲームが好き。 僕らの日常会話ではちょくちょくゲーム用語が飛び交う。 育児で疲れているときには、 「今、残りのHPどれくらい?」『20』「やばいね」 妻の機嫌が悪くて僕に噛み付いてくるときには、 「なんでオートリフレク(魔法反射)かかってる…

「まるでワルイ男にひっかかったよう。」@うつ育児日記

これは息子の育児を端的に表した妻の名言である。 うちの息子はとにかくやんちゃでイタズラ好きで、妻はほとほと困っている。 息子は妻によくおっぱいをねだっているし、乳首を捻られたりすると痛い。気を引くためにたまに叩いてきたりもする。 妻は3人姉妹…

「寝かしつけ」@うつ育児日記

歯磨きをしてご褒美のキシリトールタブレットを食べ2冊選ばせた絵本を読み聞かせたら、寝かしつけの始まりだ。 時刻は8時前、我が家は2歳の息子をはさんで川の字になって眠る。 電気を消すと息子が早くも眠くなってきた。 眠いけど眠りたくないのだろう、…

うつ病改善のヒント⑦「限界を把握する」

「うつ病患者に『頑張れ』と言ってはいけない。何故ならもう十分頑張っているから」 これがセオリーとして知られている。もちろんそれは正しいし、僕も知人がうつ病になったらそんなこと言わない。 しかし、現役うつ病患者の僕からほんの少しの頑張りについ…

うつ病改善のヒント⑥「判断力を取り戻す」

ご飯はハンバーグに決めた! 「うつ病になったら大事な決断をしていけない、正常な判断力が欠如しているから」 これがうつ病になったときのセオリーとして広く知られている。急性期どん底のころはその通り、退職や離婚などは避け大事な決断はできるだけ先延…

父親の担う役割とは②

初めての友達、それが父親 父親がまずやるべき事は妻を労ることだと過去に述べた。 では、次にやるべきことは何だろうか。 それは「息子と遊ぶこと」である。そしてその時間が長ければ長いほど息子の人生において良い影響を及ぼす。 長年、母親と子どもに関…