うつパパ育児

うつパパ育児

うつ病のパパが綴る子育て生活

島への移住の理由

最初は机に座っているだけで精一杯だった仕事、目標は休まず早退しないことだった。それでもキツくて、帰れば体が動かなかった。

幸い同僚や上司に恵まれて、勤務した1日1日が積み重なって自信になって、少しずつ少しずつ仕事ができるようになった。

本当に少しずつだけど、頭のもやもやとした重い感覚が減ってきて、色々考えられるようになり、仕事も人並みにこなせるようになってきた。昔の記事にも書いたけれど資格も頑張って取った。

 

そんなある日、上司が島に転勤というので、それについて来たのが移住の理由だ。この上司がいなければ僕のうつ病が快方へ向かうことはなかった、というくらい優しく頼もしく理解のある面倒見の良い人で、家族相談のうえ一緒に転勤を希望した。

 

良い上司はうつ病のサラリーマンにとってかけがえのない存在だ。復職の可否は理解してくれる上司がいるかどうか次第かと言っても過言ではないと思っている。

 

だから上司について行こうと思った。足手まといにはならないほどの勤務はできるようになっていたし、業界で割と重宝される資格もある。上司はOK出してくれた。

あと島はうつ病の療養にも良いような、そんな期待も何となくあった。島で癒されて再生していくような映画とかあったようななかったような。

 

そして移住に至る。

ちなみに島での出勤初日に、うつ病で治療中ですが頑張ります」と自己紹介した。転勤先にはすでに伝えてもらっていたが、こういうのは最初に自分の口で堂々と言っといた方がいいと個人的には思う。

 

そして、うつ病x育児x仕事x島暮らし が始まった。

うつパパ育児再開 〜島への移住〜

過去の記事を見て、よくもまあこんなに書いたものだと感心する。

今見るとさほど面白い記事ではないなと自分でも苦笑いしながら、毎日頑張って書いていたことが伝わってきて懐かしい。

だいたい最後の記事がVRってなんだ(笑)。完全に何か書くために書いてるね。ほぼ義務感。

どうでもいい記事は削除しようかなとも思ったが、過去の自分の頑張った記事で、せっかくなのでそのままにする。

当時は書きながらでないと考えがまとまらなかった。

世に数あるうつ病ブログはだいたい途中で終わっていて、「続きが気になるのに!自分がどうなるか参考に知りたいのに!」と思っていたが今はその理由が分かる。書いてるうちになんとなく良くなってきて、仕事や他にやれること・やりたいことが出てきて、せわしい日々になってきてブログどころではなくなってきて辞めていくのだろう。

ブログを必要としなくなったということだ。

何となく見ていたら懐かしく、せっかくだから再開していこうかと思う。

うつ病のパパの育児のその後を紹介していきたい。

 

結論としては島に移住した。

そして、もちろん僕は今でもうつ病だ。ブログタイトルを変えなくて済むので楽で良い。

続く

 

うつ病改善のヒント⑨「VR(バーチャル・リアリティ)の世界『Oculus quest』」

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新世界

うつ病になってもう4年目、、、。

感情に乏しくなった僕の心を動かすのは唯一我が子だけであった。

しかし最近初めて我が子以外で感動した。それはVR(バーチャル・リアリティ)の世界である。頭に装着して目の前に機械をつけて遊ぶアレだ。

ゲーム好きの妻がVRのゲームに前々から興味を持っていて話題に出したりしてきたが、「あんなもの30分で飽きるに決まっている」と一蹴していた。

買うときもまあ9割妻のために買ったようなものだ。

しかしどうだ、いざやってみると「これは凄い、、、。」と思わず口にして背筋がゾクゾクする感激があった。それは久しく無かった感情である。

ゴーグルのように機械を装着して両手にコントローラーを持って、上下左右に首を振ればスムーズに視界が変わっていく。手元を見ればVRの世界に両手があり、大まかな指の動きも再現され、VRの紙飛行機を掴み、腕を振り指を離せば紙飛行機を投げて飛ばすことができる。

もちろん落ちてる剣や銃を拾って撃つことができるし、テニスも卓球もボルダリングもできる。

本当に凄い、、、。何だこれ。

今回買ったのは『Oculus quest』という商品だ。

VRで今一番おすすめのもので、一番の特徴は煩わしいケーブルがない(他のVRはパソコンやゲーム機にケーブルで繋がなくてはいけない)ということである。

www.oculus.com

この公式サイトから買うのが良い。海外から発送されるが1週間くらいで届く。

遊び始めて1時間後は汗をかいていた。散歩すらままならないうつ病の僕が、、。

うつ病になればとにかく億劫だ。着替えることも移動することも玄関のドアを開けることも何もかも億劫だ。とにかく仕事以外は動きたくない。

しかしOculus questがあれば億劫な過程をすっ飛ばして、ゴーグルを被ればいきなりテニスができる。

うつ病患者ならその価値が分かるはずだ。

非常に良いリハビリになる。

しかしVRは実際にやってみないとその凄さが分からない。僕も画像や動画を検索したがさほど良いものとは思えなかった。

しかしそれでもおすすめしたい。