うつパパ育児

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うつ病のパパが綴る子育て生活

うつ病改善のヒント④「人を呪わない」

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前だけを見て

人を妬んだり、恨んだり、嫉妬することは止めましょう。

例えうつ病になった原因がその人にあったとしてもです。

人を呪わば穴二つ、とはよく言ったもので、相手の墓穴を掘る時は自分の墓穴も掘ることになるということです。

人を呪うという行為は、すなわち自分に落ち込み悲しみ恨みといった負の感情を与える行為ということです。ぐるぐると延々とそれを続けるつもりですか。それがうつ病を改善させるとはとても思えません。むしろ悪化させる思考です。

うつ病になった後もその人に苦しめられるつもりですか。

その人を見ていることに囚われていては自分も未来も見ることはできないでしょう。

「これからどうするか」、常に前だけを見ていましょう。

 

うつ病改善のヒント③「自分を認め、比較しない」

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それでいいのです。

自分のことを客観的に見ることができたら、次はそれを認めましょう。

しかし「こんな自分はダメだ」と否定することは最もダメです。自己否定すれば原因が分かったような気がするだけで、それは最も短絡的で安直で思考の放棄にほかなりません。ただの怠けです。

むしろ肯定しましょう。ダメな自分を肯定することで初めて具体的な対策を取ることができます。「自分はこういうところがダメだけどどうしようか」。そういったスタンスで行きましょう。

 

また、他人と比較することは良くありません。

「比較することでモチベーションがあがったり頑張れるんじゃないか?」

いいえ、比較に良いも悪いもありません。比較すること自体が悪です。唯一比較するのであれば自分です。「うつ発症後は動けなかったけど、今はちゃんとお風呂にも入れている。」そういう比較をしましょう。

でも過去の活動的だった自分と比較することはもっと体調が良くなるまで止めましょう。もはやその頃の自分は他人です。

もっと体調が良くなって、うつ病で得たものを自覚出来るようになった時に初めて、失ったもの得たものを考え懐かしむくらいにしましょう。

 

うつ病改善のヒント②「自分がどうありたいか」

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自分を知る

思うに、うつ病の改善には客観的な視点と主観的な視点の両方が必要です。

悲観の渦の中で迷子になってはいけません。

まずは客観的に現状を判断しましょう。もう仕事を辞めなくてはいけないのか、休養にあてられる貯蓄はいくらあるのか。休職できるのか、収入はどれくらい減るのか。精神自立支援医療は使っていますか。僕は貧困妄想が出てお金がないお金がないと言っていました。うつ病の症状で思考が捻じ曲げられていないか、ガイドラインや知識を得て客観的に現状を把握しましょう。本当の自分のヤバさを把握しましょう。多くは実際よりも悲観的になっています。

次に主観的な視点です。

自分が本当は何を大事にしているのかを問いかけましょう。うつ病になった原因あたりにそのヒントがあります。何かしら自分の「こうありたい」という望みにそぐわない行動をとっていたから発症したのではないでしょうか。「自分がどうありたいか」を把握して、それらに優先順位を付けましょう。そしてその順位に沿って行動しましょう。

何かの成果・結果でつくられた自信というのは脆いものです。何故なら他人からの評価という基準の曖昧なものでできているからです。

自分がこうありたいと意志を持ち行動することが真の自信をつくりあげます。結果によらずその自信は崩れません、既に自分の意志で行動した時点で自信となるからです。自己決定が幸福感をもたらすという記事を書きましたが、それも納得できます。 

utsupapaikuji.hatenablog.com

 

しかし自分の意志だからといって破滅に向かうことは間違っています。何故ならそれはうつ病がもたらした症状によるものだからです。うつ病があなたにそう思わせているのです。うつ病が発症したら大事な判断はできるだけ避けるよう勧められるのはそういうことです。しかし時にうつ病を機に大きく人生の舵を取る判断が必要な場合があります。そのために客観的な視点、可能であれば親しい第三者の意見を頼りましょう。

うつ病の原因だけを必死に探してもそれはなかなか分かりません。「自分がどうありたいか」を探してください。それが原因を特定するヒントにもなります。