自分のことを客観的に見ることができたら、次はそれを認めましょう。
しかし「こんな自分はダメだ」と否定することは最もダメです。自己否定すれば原因が分かったような気がするだけで、それは最も短絡的で安直で思考の放棄にほかなりません。ただの怠けです。
むしろ肯定しましょう。ダメな自分を肯定することで初めて具体的な対策を取ることができます。「自分はこういうところがダメだけどどうしようか」。そういったスタンスで行きましょう。
また、他人と比較することは良くありません。
「比較することでモチベーションがあがったり頑張れるんじゃないか?」
いいえ、比較に良いも悪いもありません。比較すること自体が悪です。唯一比較するのであれば自分です。「うつ発症後は動けなかったけど、今はちゃんとお風呂にも入れている。」そういう比較をしましょう。
でも過去の活動的だった自分と比較することはもっと体調が良くなるまで止めましょう。もはやその頃の自分は他人です。
もっと体調が良くなって、うつ病で得たものを自覚出来るようになった時に初めて、失ったもの得たものを考え懐かしむくらいにしましょう。